グローバルリサーチでは毎月5名の定員でグローバルSDGs講師育成講座を行っており、その説明会を随時開催しています。
先日の説明会で「毎週課題が出るそうですが、レポートなど書いたことがないので、不安です。私にもできるのでしょうか」というものがありました。
また、問い合わせで「メルマガで紹介してあった受講生レポートがあまりに立派なもので、私には到底そのようなものは書けない」と心配する人もいらっしゃいました。
そんな方には、このようにお答えしています。
「課題提出はあくまで個人の自由であり、課題を提出せずに学習だけすることも可能です。
ただ、こちらの講座は単にSDGsを学ぶためのものではなく、SDGsを教えたり広めたりする人を育てるというのが目的なので、講座終了時にはそれぞれのSDGs講座を作ってもらいます。
その講座作成については個々に指導するため、どなたにでもできるものであり、これまでも様々な状況の受講生が講座を完成しています。」
課題レポートについては、長い文章を書くことが苦手という人なら、メモ程度、箇条書きでも十分です。
今日は箇条書きで作成してくださったレポートを紹介します。
Lesson 2の課題で 「SDGs講師育成講座を受講することに決めた理由」
現在の自分の正直な気持ちと状況を羅列してみる。
★これまでSDGsについて学んだこと
・公式な場で専門家から学んだことはなく、テレビや雑誌や新聞から多少見聞きしたのみ。
・グローバルリサーチの「はじめて講座」を視聴した。
・世界的な取り組みであり、多くの人々や団体や企業や政府や国家が取り組んでいることは 何となく知っている。
・日本の中でも積極的に取り組んでいる企業や個人がある一方、日本国家としては取り組み が遅れていたり、時代に逆行しているらしいと聞いたことがある。
・私個人も日本国と同様、理解不足で取り組みが遅れていると思うので、この機会に正しく基礎から実践まで、体系的に学びたい。
★この講座を受講する目的/何を得たいか
・まずは正しい知識を得、世界の現実を知り、自分がより優先して取り組みたい事や新たにしたい事を見つけたい。
・17のゴールについて偏りなくバランス良く理解したい。
そしてそれぞれのゴールについて自分なりの意見を持ちたい。
・日本国内だけの取り組みや狭い視点にとらわれず、世界的な視点や考え方やレベルが知りたい。
・原語(英語)で学べることがあれば、訳された日本語とニュアンスやイメージが違うかもしれないので、ぜひ挑戦したい。
・基礎的な英単語や言い回しにも慣れたい。
・現在携わっている仕事に活かし、関係者の皆様のお力になりたい。
・何でもかんでもSDGsという呪文でごまかしたり、本質を見失ったりしないようにしたい。
★SDGsを通して自分や社会のために成し遂げたいこと
・私の現在携わっている仕事の1つが、「大人の方への英語講師」である。
コロナ禍で海外に行きたくても行けない生徒さんへ、今の世界がどこに向かって
いるのか、世界の方が何をしているのかをお教えすることで、一層世界に目を向け興味を持って頂きたい。
・また、生徒さんの中には定年退職された方も多いが、SDGsは若者だけのトピックではないと思う。
シニア世代の方もSDGsに興味があるが、今更あらためて学ぶことでもないと
思われている。
そのような方々は、今の時代とても若々しく、今後もまだまだ人生は続き、新たな興味を持ったり、現在の最新の風潮や流行や傾向を知りたい、学びたいという気持ちがある。
そのような方々と、新しい生きるための考え方、情報、取り組み方をシェアしたい。
シニア世代の方が、地域やお孫さん達と接することで、SDGsの取り組みや理解がさらに 広がると思う。
・仕事の1つが、「外国語の検定」の面接官であり、講師でもある。
試験の読み物も会話のトピックも、SDGsにつながる現在の世界的な問題に関する物が多い。(例えば環境、ジェンダー、ワークライフバランス、貧困、少子高齢化、偏見差別、教育、など)
生徒さんに、ただ読んだり答えたりの試験対策ではなく、問題を通じてSDGsのような世界的な問題に一層理解を深め、自分自身の意見を持って行動してほしい。
M.K
この方の場合は箇条書きとはいえ、受講に至った理由や意気込みをかなり詳しく書いてくださっていますが、メモ程度の人もいます。
その週のレッスンを学習しての感想を一言書くだけでもいいのです。
文章のスタイルは様々なので、その人の個性や好みが反映されていて、こちらも楽しく読ませていただいています。
大事なのは「私なりにSDGsを広めたい、教えたい」という気持ちだけ。