グローバルSDGs講師育成講座受講生のレポートを紹介します。
Lesson1の課題:
「あなたがSDGs講師育成講座を受講することに決めた理由は何ですか」
・これまでにSDGsについて学んだこと
2011年に子どもを産み、子育てしていく中で、子ども達に何を食べさせれば良いのか?どう暮らすと良いのか?
その選択を探し続けて、2015年に添加物だけでなく環境にまで配慮したモノづくりをしている生協「生活クラブ生活協同組合」に出会いました。
その中で、たくさんの生産者から直接話を聞き、食品業界の闇を教えてもらい、大量生産・大量消費・大量廃棄する社会への疑問を募らせていきました。
また同時に社会貢献活動でもある生協活動の意義を求めていくうちに、2018年末、SDGs・エシカルという言葉に出会い、自分の求めている社会の姿に近いものを感じ、2019年「エシカル協会」にて新しい考え方を深めたく学びました。
そこで、SDGsを日本語訳するプロジェクトに関わった川廷さんからSDGsはtransforming=変革であり、全ての人がお茶の間で語り合うレベルで自分のものとして取り入れて行くこと、コミュニケーションツールであることを学びました。
また、スウェーデンジャーナリストのペオ エクベリ氏からSDGsを考えるには地球の限界が前提にあると学びました。その学びの後、自分が所属している生協の活動(FEC+W自給圏作り)は、全てがSDGsにつながっており、それらのことを50年も前から取り組んできていることを再確認できました。
2020年以降、生協の理事を担うことになり、コロナ禍であってもSDGsというキーワードを介することで一般市民だけでなく、企業や行政とも手を繋いで、共に地域活動することが増えてきました。また子どもたちに対してSDGsを使ってなぜこのような社会貢献となる活動をしているのか伝える機会も増えました。
分野は、食べ物と農・ごみを出さないエコな暮らし(せっけんやコンポスト)や再生可能エネルギー・子育て福祉など、暮らしに関わること全般です。すでに講師を担っているのは、せっけんとコンポストです。インプットだけでなくアウトプットすることの両輪で学びを深めているこの頃です。
・この講座を受講する目的
SDGsを学び伝えることを個人的な趣味やほぼボランティアの活動の中で行なってきている。その目的は、我が子だけでなく未来のこども達が笑顔で過ごせる地球環境で、バトンをつなぎたいため。(親として子ども達のために、経済活動だけでなく社会貢献活動の両輪を回す必要があるとの考え方から、夫婦で分担して力を入れている。)
次世代につなぐために、地域のこどもや市民へSDGsを伝える活動も有意義だが、今早急に日本で地球環境保全を推し進めるには、一番必要となるのは日本の中小企業へSDGsの考え方を取り入れられるか否かではないかと考えている。
また同時に、生協の社会貢献活動に関わって知識をつけている多くの女性たちの力をこのSDGsの分野で社会にビジネスとしても関わり、自立するキッカケになるのではないか。ビジネスと社会貢献、どちらも同時にできる大人でありたいし、そういう仲間を増やしたい。
そのような想いから、社会に必要とされるレベルのSDGsの知識とはどのようなものかを確認したかった。またSDGsを講座として提供していくのに自信を持ちたかった。
・この講座から何を得たいか
社会から必要とされるSDGsの知識レベルの確認。SDGsを企業向けに伝えるプレゼンの雛形作り、そして伝える自信。子育てから社会復帰する女性への講師養成講座へのヒント。
・SDGsを通して自分や社会のために成し遂げたいこと
地球で持続可能な暮らし方が当たり前のようにみんなができて、すべての人が幸福であり笑顔となる世界平和を成し遂げる1人となりたい。死ぬ時は、子どもたち世代の笑顔を見ながら、笑顔でこの世を去りたい。
そのために、今、自分の状況でできることを考えて行動する。SDGsというコミュニケーションツールで多くの人たちと、自分の住んでる足元から、平和なまち作りについてビジネス&社会づくりとして語り合いながら、楽しんでまちづくりをする。
社会貢献とビジネスを同時に行える人材を増やし、特に、子育てから社会復帰する女性たちに活躍の場を提供する。自分がまずその1人目となる。
福本良子
子供を持ったことがきっかけで、暮らしや生き方について考え始め、生協活動に携わることから、さまざまな学びや取り組みにつながっていき、SDGs講座受講に至った様子が生き生きと書かれているレポートでした。