グローバルSDGs講師育成講座の毎週の課題は強制ではなく希望者のみ提出するので、そのやり方もいろいろ。毎週必ず提出する人、提出しないが自分なりに学習だけは継続している人。時間がある時、または気が向いたテーマの時だけ課題に取り組む人など。12月生のM.KさんはもうLesson 20まで進んでいて、課題にもよく取り組んでいらっしゃるのですが、最近さかのぼってLesson3の課題提出があったので「あれ?」と思いました。そういえばLesson3の課題はまだ未提出だったんですね。運転免許の更新でSDGsのこのレッスン課題について思い出したということなんです。

Lesson3 日々目や耳にするSDGsゴールに関連する情報があるか?

 

私たちが日本で日々目にしたり耳にするSDGsゴールに関連する情報があるかと問われれば、殆ど全ての日常の事象がSDGsに関連していると思う今日この頃である。

「何もかもSDGsにつながっているではないか! SDGsの目標ってすごい!」と感心してしまう。

よって1つの情報を選ぶのはとても難しいのだが、今回は、先日免許更新に行ったときのことを記しておきたい。

 

更新したのは小型二級船舶免許であり、5年に一度の更新講習と手続きが必要で、自動車運転免許とよく似た感じのものである。

自動車運転免許更新講習で、30分程度映像と講習用テキストを使って学び直す時間があるように、船舶免許更新講習でもそのような時間があった。

そのテキストは6章から成っているのだが、第3章のテーマが「海、湖川、そして大気の環境を守ろう」というテーマで7ページ分ほど使われていた。

<テキスト名 ~海技と知識/令和5年第11版/全国共通のテキストだと思う>

 

ちなみに自動車運転免許更新講習用テキストもあらためて見直してみると、3ページほど「エコドライブ10のすすめ」というテーマで、地球温暖化の防止について使われている。

  ① ふんわりアクセルを踏もう

  ② 車間距離にゆとりを持とう

  ③ 減速時には早めにアクセルを離そう

  ④ 適切にエアコンを使用しよう

  ⑤ 無駄なアイドリングはやめよう

  ⑥ 渋滞を避け、余裕を持って出発しよう

  ⑦ タイヤの空気圧を点検しよう

  ⑧ 不要な荷物を降ろそう

  ⑨ 迷惑駐車をやめよう

  ⑩ 自分の燃費を把握しよう

<テキスト名 ~安全運転BOOK/平成29年/全国共通のテキストだと思う>

「これらのことにより、燃料や時間の節約につながる、そして公害や地球温暖化の防止につながる」とのことで、とても簡潔ではあったが興味深い内容であった。

これらの内容は、SDGsという言葉は使われていなかったが、SDGs の中では、ゴール13<気候変動に具体的な対策を>に直結している。

また他にも、ゴール7<エネルギーをみんなに、そしてクリーンに>、ゴール11<住み続けられるまちづくりを>にも関連しているかもしれない。

 

今回のメイントピックの、船舶免許の更新講習テキストでは、下記の通りの内容であった。

  ① 海洋汚染の防止

     海洋汚染の現状を学び ⇒ 海も浜辺も汚さないための対応を紹介(出航前、

     航行中、廃船とリサイクル方法)

  ② 湖や川の汚染の防止

     湖や川の汚染が生活に直結している現状を学び ⇒ 自治体の具体的対応の紹介     (滋賀県の琵琶湖ルールという独自の条例~つまり自然環境や生活環境保全の

     ための航行規制がある)の紹介

  ③ 小型船舶の環境汚染防止対策

     環境汚染の防止に関するルールの紹介(海防法)⇒地球温暖化の防止のしくみ      ⇒ 排出ガス規制への取組

  ④ その他、自然環境の保全や生活環境の保全を目的とした具体的な条例紹介

     (北海道、群馬、島根、山梨、東京、滋賀など)

全体的にとても詳しく、わからない内容が結構多くあり、初めて知ったこともあった。

自動車と同様にSDGsという言葉は使われていなかったが、SDGsの中では、ゴール13

<気候変動に具体的な対策を>、ゴール7<エネルギーをみんなに、そしてクリーンに>、ゴール11<住み続けられるまちづくりを>、ゴール12<つくる責任つかう責任>、ゴール14<海の豊かさを守ろう>、ゴール15<陸の豊かさも守ろう>に直結している。

出版社や講習責任部署が違うので一概に自動車講習とは比較できないが、この船舶講習から感じたのは、海や川や湖を使う人達に対して、より環境を守るよう注意されていることである。

自分の身の周り(近所や陸上)はきれいにしていても、水上はそこまできれいにしなくてもよいと思われているのか?

水上では汚さが目立たないからか、そして少しくらい汚れても海は広く汚れは浄化されるから大丈夫だと思われているからか?

またはきれいに掃除などしようとしてもしきれないからか?

水上の基材や輸送手段が、より多くの廃棄物を出すからか?

船舶業者やプレジャーボートの利用者が、自動車運転者よりも環境への配慮に欠けているからか?(必ずしもそうだとは思わないが)

水は世界中に繋がっていて、日本での行為が世界につながっていく(またはその逆)だからか?

何が理由かはわからないが、いくら陸をきれいにしたとしても、陸の汚物はすべて水路や湖や川を経て海へ流れ込むのだと再認識させられ、水の利用や水辺をこれからも意識して大切にしていこうと思った。

 

実際の免許更新講習では、自動車でも船舶でも、テキストに載っている環境問題に触れる時間は殆ど無い。 

受講者に自宅での自習を促す程度で、実際に自習をする人、また環境のページに目を通す人は多くいるのだろうか?(実際、私はこれまで、家で講習後の自習をしたことがないので、学ぶ機会を逃してもったいないことをしていたかもしれない)

しかし、身の周りにSDGsはあふれていると実感した良い機会だった。

M.K

あなたも、日々の生活の中でSDGsに関する事象を見つけることがあるのではないでしょうか。

どのSDGs目標に関係があるのか、ターゲットは?などと考えてみてください。